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保険

日本人は保険貧乏

「日本人は保険貧乏」

こんな言葉を聞いたことありますか?

読んで字の如く、日本人は保険貧乏なんです。みなさん、保険を掛け過ぎです。ここでいう保険とは民間保険のこと(以下、「保険」)で、公的保険のことではありません。

日本の公的保険は世界一優秀なんです。それにもかかわらず、みなさん多種多様な保険に加入しているんですね。

結論から言うと、必要な保険は3つだけです。

この3つだけなんです。

保険とは

必要な保険について理解するには「保険とはなんぞや」を知る必要があります。

保険とは

「起こる可能性はは低いけど、起こってしまったら人生が破綻してしまうようなリスクに相互扶助で備えるもの」

です。

ポイントは低確率高損失相互扶助。この3つですね。

例を出しましょう。

「今ここに3000人の人がいます。10年後、この3000人の中の誰かはわからないけど誰か1人に不幸が起きます(亡くなる)。その亡くなる方には家族がいて、その方が亡くなると家族は路頭に迷ってしまう。じゃあここにいる3000人から1万円ずつ集めて、集まった3000万円を亡くなった方の家族にあげよう。」

これが「低確率及び高損失に相互扶助で備える」ということです。

保険とはどこまでいってもこれです。そしてこの定義に照らし合わせると必要な保険は前述の3つだけなんですね。

生命保険

生命保険は必要です。

あなたが亡くなってしまってしまったら残されたご家族は路頭に迷ってしまいます。ただし次のような場合は必要ありません。

  • 結婚していない
  • 奥さんの稼ぐ力が高い
  • お子さんがいない、もしくは大きい

こういう方は原則不要です。

要は、あなが亡くなったときに生計を維持できない家族がいるか。これがポイントです。

そして、生命保険は掛け捨て一択です。積み立てはやめましょう

積み立て型の保険というのは、ボッタクリの投資信託と薄ーい保障の保険のパック商品です。

損するだけなので必要ないですし、すでに契約している方は解約しましょう。

自動車保険

車を運転していて事故を起こしてしまって、相手に怪我をさせたり、相手の方が亡くなってしまったら莫大なお金が必要になります。

自動車保険対人対物無制限で加入しておきましょう。ただし、車両保険は不要です。

車両保険に加入すると保険料が上がります。さらに、保険金を受け取ると等級が下がって保険料がさらに上がってしまいます。要は、修理代の先払いと後払いをしてるだけなんですね。ですから、車両保険には入らず自身の車の修理代には貯金で備えましょう。

「そんな貯金なんかない」

という方は、車を買うこと事態を再検討すべきです。

火災保険

自宅が火事になったらとんでもない損害ですよね。隣家に延焼しようものならさらに損害が拡大します。火災保険には加入しましょう。

ただし、地震保険を付帯する必要はありません。地震保険は保険の定義に合致します。低確率だけど起こったら高損失です。ただ、相互扶助が成り立たないんです。地震の被害というのは、1人や2人じゃ済みません。大きな地震が起こると一定の地域に住む人が一斉に被害を受けます。これだと相互扶助が成り立たないし、成り立たせようとすると保険料が超高額になってしまいます。以上の理由から、地震保険はあまり保険金が出ない設計になってるんですね。制度上難しいということです。

人生の3大出費

今や保険は家、車とともに人生の3大出費と言われています。

でもどうでしょうか。不要な保険に多数加入しているだけで、それらを解約すれば大きな出費にはならないはずです。

世界一優秀な公的保険をしっかり学んで理解すれば、必要な保険は3つだけなんです。

医療保険がん保険も公的保険でカバーできます。

貯蓄型の保険はボッタクリです。お金を貯めたければ貯金お金を増やしたければ投資をしましょう。

正しい知識を身につければお金の問題は解決できます。知らないと損をするだけです。

しっかりと学んで行動して、少しずつお金の問題を解決していきましょう。