お金のハンドブック

お金の不安解消します!

Apple Care+は必要か

販売戦略に騙されるな

iphone購入時に勧められるApple Care+。

製品購入後、30日以内に加入する必要があり、これを過ぎると加入不可能になってしまうというのが消費者を悩ませるというか、非常に巧みな販売戦略だと思います。

このApple Care+、はたして必要なものなのかを考えてきましょう。

まずは結論から。

Apple Care+は不要です。

要は保険

まずはApple Care+とはどのようなものなのか、簡単に確認します。

Apple Care+】

  • 通常の保証では対応しきれない物理的な損傷や事故による修理が可能になる
  • iPhoneを長く安心して利用できる
  • 専門家によるサポートがある
  • サービス料(修理費)が通常修理費用よりも非常に安くなる

こんな感じですね。もちろん有料です。

さらに、紛失や盗難にも備えるプランも存在し、料金が高く設定されています。

ピンと来る力が高い方は気付いたと思います。

これ、要は保険なんです。

保険とは

Apple Care+=保険ということがわかったところで、保険について確認します。

保険とは「発生する可能性は低いけど発生したら人生が破綻してしまうようなリスクに備えるもの」です。

そしてこの保険の定義に照らし合わせると、Apple Care+は不要であることがわかります。

iphoneが壊れたり紛失したら大変ですし、痛い出費です。けど、人生は破綻しませんよね。だから不要なんですね。

健康で長生きするリスクに備えよう

何事にもリスクはつきものです。そのリスクが悪い方に振れて事が起こると、損失を伴います。それに備えるために保険があるわけですが、何でもかんでも保険で備えていては、今や将来が満足のいく幸せな人生になりません。健康で長生きをするリスクにも備えなくてはいけない(老後のために貯金や投資をする)のです。

しっかりと保険の定義に照らし合わせ、保険は必要最低限にし、それ以外の損失が小さいリスクには貯金で備えていきましょう。

それが今も未来も充実した幸せな人生を送るためのより良い選択なのではないかと思います。

 

ビールを安く買う方法

単価最安は?

日に日に暖かくなってきて、ビールが美味しい季節になってきました!まあ1年中美味しいんですが(笑)。

ということで、スーパーやドラッグストアでビールを購入するときに、単価が最安になる購入方法を計算してみました。

350mlか500mlか。1本か6本セットか、はたまた箱買いか。瓶ビールなんて選択肢もあります。それらを様々な組み合わせで単価が最安になる購入方法を計算してみたんですね。

その結果は

500ml箱買い、これが最安でした。

ちなみにコンビニは高いので、コンビニで購入するのは絶対にNGですよ!

最安のお店を探すのはコスパが悪い

ビールの単価最安の購入方法がわかると、次に気になるのは最安のお店だと思います。ですが、これを探すのは非常に難しい。住んでいる地域によって価格は異なるし、同じ地域の同じお店でも日によっ価格が異なります。ですから、個人的には最安のお店は探さずに80点ぐらいを目指すのがコスパがいいのかなと思います。

それでもできるだけ安く買いたい方へ

とはいえ、なるべく安く購入したいですよね。

ということで、これはあくまでも個人的な見解ですが、参考までにお伝えします。

私の近所のスーパーやドラッグストアを見る限り「どんどん、ドンキー♫」っていう音楽が流れているお店が1番安い気がします。あくまでも私の近所で私が見る限りですよ。

ちなみに、ECサイトは最安じゃないことが多い気がします。ただ、ECサイトの魅力はポイント還元にあったりしますので、その辺も含めてどうかといったところですね。

パレートの法則

今日はビール好きの方向けにビールを単価最安で購入する方法をお伝えしました。

最後に、「8割を目指すのがコスパがいいと思う」なんて話をしましたが、パレートの法則という法則をご存知でしょうか。

これは簡単に言うと、「8割のことをやるのに2割の力を使い、残り2割のことをやるのに8割の力を使う」ということです。

要は、何事も100点満点は効率が悪いということですね。100点を目指すよりも80点を3つ4つ取る。これがコスパ的にもタイパ的にもいい選択なのかもしれません。

あくまでも個人的な見解ですが。参考まで。

低所得者ほどゴールドカードを持っている?

ゴールドカードを持っている人

お金持ちの象徴「ゴールドカード」。大人になったら誰もが憧れるものです。

なんて話は今は通用しないみたいですね。

とある調査結果によると、低所得者層ほどゴールドカードの所有率が高いとのことです。その割合、年収500万円未満がなんと6割超

驚きの結果ですよね。

ゴールドカードを所有する理由

上記の調査結果を見て私は、「低所得者層ほど見栄でゴールドカードを作って余計な年会費を払って、さらにお金がなくなっているのかな?」と思いました。しかしそうではないようなんです。

ゴールドカードを所有する理由は

ポイント・マイルが貯まりやすい

優待・サービスが充実している

この2つで半分を超えるとのことです。

考察

この調査結果が何を意味するのか。何事も自分の頭で考えるのが大切。ということで、私なりに考えました。

そして私の出した答えは

高所得者はポイントや優待・サービスを得るためではなく、稼ぐために時間を使っている

です。

ポイントや優待・サービスを受けることはお得なことですが、コストパフォーマンスで言うとそれほど高くないはずです。だから、「そんなことに時間を費やすぐらいなら、稼ぐために時間を費やす」というわけですね。

まあ、私なりの勝手な考えですけどね。

ポイントとは上手に付き合おう

世には様々なポイントサービスが出回っています。

非常にお得ですし、私も様々なポイントを得ています。

ただ以下の2つには注意しています。

  • ポイントを得るために莫大な時間を費やさない
  • ポイ活のための買い物はしない

この2つですね。

要は時間をかけても効率が悪いし買わないのが1番安いんだからポイ活のために買い物をしても損するだけだということです。

とはいえ、私も以前はポイントの罠にハマってました(苦笑)。ポイントというのは、不思議な魅力があるんですよね(笑)。

でも今は上手に付き合っているつもりです。ポイントを得るために時間をかけることはせず、ポイントのための買い物はしません。その上で、普通に生活している中でお得にもらえるポイントサービスは最大限に利用しています。

ポイントはその不思議な魅力のせいで罠にハマりがちです。

最後にもう1度言いますが、買わないのが1番安いんです。

ポイとは上図に付き合っていきたいですね。

 

【出典】

▽株式会社ふるさと本舗「ふるさと本舗Lab」調べ/【ゴールドカード利用者の実態調査】所有者の年齢や年収を解明!

https://furusatohonpo.jp/lab/survey-gold-card/

先進医療特約は必要か

悪魔の言葉「先進医療特約」

先進医療」、最先端の医療を想像させるような素晴らしいネーミングですね(苦笑)。

この最先端の医療を想像させる「先進医療」という医療行為を受けた際に保険金が出る保険を「先進医療特約」と言います。

保険会社のお姉さんはこの先進医療特約について

「最先端の医療の中には保険適用外のものがいっぱいあって、そういう治療を受けた際には数百万円から数千万円の治療費がかかります。そんなときに先進医療特約に加入していれば、全額保険金が出るんですよ!しかも、月々数百円の保険料で数百万円から数千万円の保険金を受け取れるんです。逆に先進医療特約に加入してないと治療費が払えないという理由で最先端の治療が受けられないんですよ。そんなの悲しいじゃないですか」

なんて話をします。

この話は真実なのでしょうか。

先進医療は最先端の医療ではない

では答え合わせです。

先進医療は最先端の医療ではありません

先進医療とは簡単に言うと「国の認可が下りていないまだ研究段階の保険適用外の医療行為」です。

ということで、先進医療特約は不要ですね。

今の段階では効果の判定ができない医療行為ということですし、その医療行為の効果が認められて必要があれば国の認可が下りて保険が適用になるはずです。

それに考えてみて下さい。

あくまでも先進医療「特約」なんですよ。「特約」なんです。先進医療に対する単独の保険はなくて、他の医療保険ガン保険の特約じゃないと加入できないんです。そんなに必要なものなら本来「特約」じゃなくて単独で存在してもおかしくないはずですよね。

さらに「月数百円の保険料で数百万円から数千万円の保険金額が支払われる特約」なんですよ。これ不思議じゃないですか。要はそれだけ保険金が支払われるケースが少ないということです。だからそんなに安い保険料で高額な保険金が保障されるような商品が成り立つわけですね。

保険のお姉さんに質問しよう

というわけで、「先進医療特約なんてそれらしいネーミングだけど、そんなものはいらないんだよ」という話をしました

保険会社というのは本当に言葉巧みだし、商品のネーミングが素晴らしいんですよ。あと資料作成も上手ですね。そして、手を替え品を替えボッタクリ保険を売ってきます。騙されてボッタクリ保険を契約してしまうのも無理はありません。しっかりと知識武装してボラれないようにしましょう。

ということで、もし保険のお姉さんに自身満々に先進医療特約を勧められたら

「先進医療って最先端の医療なんですか?」

と質問してあげればいいと思います。

 

 

新NISAの前にやるべきこと

新NISAもいいけれど・・・

2024年1月新NISA制度が始まりました。

NISAとは

投資によって得た利益に税金がかからない制度」です。

通常、投資で得た利益には約20%(正確には復興特別消費税が加算され20.315%)の税金がかかりますが、その税金がかからないんですね。

そしてそのNISA制度が新しくなり、運用期間の制限が撤廃され投資限度額も大幅に増えました。

具体的には、1人あたり年間360万円、一生涯で合計1800万円まで投資が可能になり、運用期間も永年となりました。

これは素晴らしい制度改革です。やらない手はありません。私も最大限に利用しています。

ですが、周囲の話に耳を傾けていると、順序がおかしい方が非常に多いんです。要は、新NISAを始める前にやるべきことをすっ飛ばしているんですね。

新NISAを始める前にやるべきこと

新NISAを始める前にやるべきこと、それは

  • 借金を返済する
  • 支出を最適化する

この2つです。

投資する前に借金返してちゃんと家計管理をしなさい」ということですね。

借金を返済する

「何を今更そんな当たり前のことを?」

と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、借金を抱えたまま新NISAをやっている方がけっこう多いんです。

借金というのは消費者金融からの借金だけじゃないですよ。カーローンや教育ローン、クレジット払いのリボ払いなんかも含みます。どうでしょうか。耳が痛い方いらっしゃるんじゃないでしょうか。

借金がある方は借金返済が最優先です。借金を返済してから新NISAを始めましょう。ただし、住宅ローンを組んでいて、住宅ローン控除を受けている方はその限りではありません。住宅ローンの金利よりも、住宅ローン控除で戻って来る税金の方が多い場合が多いからですね。それ以外の方は、基本的に借金返済が最優先です。

ここで

「住宅ローンの金利より、投資の利回りの方が大きいから住宅ローンは急いで返済する必要なんてない」

なんて言葉が聞こえてきそうですね。これは一理あります。

ですが、確実に住宅ローンの金利以上の利回りを出せる投資商品はこの世に存在しないのも事実です。

投資で住宅ローン金利以上の利回りを出せる可能性はあるけど、100%ではないんですね。

だから基本的には(素人は)、新NISAよりも借金返済を先にするべきなんですね。

その前にそもそも、借金しないと買えないものを買うべきではないのですが・・・。

支出の最適化

支出の最適化、これをしていない方は多いですね。

新NISAよりも何よりもまずは支出の最適化です。

家計管理をして使途不明金を0にして、余計な支出をなくす。新NISAを始めるのはそれからです。

支出の最適化をしていない状態というのは、穴の空いたバケツに水を溜めているようなものです。

どんなに稼いでも、どんなに投資でお金を増やしても、湯水の如くお金を使っていたらお金は貯まらないじゃないですか。それに支出を最適化すると必要なお金が減るので、経済的自由を手に入れるのが早くなります。

だから、新NISAよりも何よりも支出の最適化が先なんです。

順序立ててやっていこう

2024年4月から始まった新NISA。新NISA自体は本当に素晴らしい制度で、大いに活用していただきたい。

でも、「その前にやるべきことがあるよ」、「順番を間違えないでね」という話をしました。

  1. 借金を返済する
  2. 支出を最適化する
  3. 両方できていない方は支出を最適化して借金返済に全力投球する

新NISAはその後の話ですね。

何事も順番が大切だと思います。新NISAを始めるという一歩を踏み出したことは素晴らしいことですが、効率良くお金の問題を解決してくために、一つ一つ順序立ててやっていきましょう。

お金の使い方2〜欲望の優先順位〜

新たにできた部下

春は別れの季節であると同時に出会いの季節でもあります。

私の職場でも4月1日付で人事異動があり、私に新たな部下ができました。20代前半のまだ入社3年目の若人です。

そんな部下が茶話会の自己紹介でとんでもないことを言いました。

趣味はパチンコ、競馬、お酒、風俗、それから360万円でハーレーダビッドソンを買ったのでバイクも趣味になる予定です!360万円、男の10年ローン組んでやりました!

この節約家の私の下にとんでもない子が来ました。なかなかの大物です(笑)。

欲望に優先順位をつけよう

パチンコや競馬、お酒、風俗、バイク等の趣味を否定しているわけではありません。私もお酒は大好きですし、大好きな旅行にはお金を使います。

上記の私の新しい部下(W君)の何が問題かと言うと、W君はたぶん欲望に優先順位がついていないですよね。今現在に100%で欲望のままにお金を使っています。それが問題なんです。

もちろん今を楽しむことは大切です。でも未来への備えも大切。要は今と未来のバランスをどう取るかなんですね。それがW君はできていないんです。

今を楽しみつつ、未来にも備える。そのためには欲望に優先順位をつけて、自分にとって優先順位が高く価値があることにはしっかりとお金を使う。逆に優先順位か低いことにはお金を使わない。こんなことが大切だと思います。

私がお金を使うこと

私の例をあげましょう。

私がお金を使うのは旅行、家族や友人たちとの食事です。もちろん予算の範囲内ですが、この2つにはしっかりとお金を使います。私にとって優先順位が高く価値があると感じていることだからですね。

一方で、価値がないと感じることには徹底的にお金を使いません。 

具体的には

  • 大手キャリアのスマホ 
  • 無駄な保険(医療保険がん保険、貯蓄型保険等)
  • 大して利用しないサブスク
  • 過度な外食
  • 気の向かない飲み会
  • 義務のプレゼント、お土産

などなど。

こういうものにはお金を使いません。徹底しています。

優先順位は人それぞれ。自分の価値基準を見つけよう

何に価値を感じるかは人それぞれです。他人の欲望にケチをつけるつもりなんてありません。ただし、欲望に優先順位をつけることは大切です。

欲望に優先順位をつけることにより、満足度の高いお金の使い方ができるようになりますし、節約にもなります。

「そんなこと今まで考えたことない」という方にとっては最初は難しいかもしれません。ても手探りでけっこうですし、すぐに答えが見つからなくてもけっこうです。考えることが大切ですし、考えて行動していけばいつか答えが出るはずです。

今も楽しみつつ未来にも備える。そのために欲望の優先順位、ぜひ考えてみて下さい。

 

医療保険は必要か

入院は意外とお金がかからない

日本人の多くが加入する医療保険。具体的に「どんなときにいくらぐらい必要か」、しっかりと理解して加入している方は少ないと思います。

「勧められるがままに」

「社会人たるもの保険に入って当然」

「よくわからないからとりあえず入ってる」

こういう方がほとんどだと思います。

何故なら、ちゃんと保険について勉強すれば医療保険が必要ないことは明白だからです。

医療に関しては公的保険がしっかりと備えてくれていて、あまりお金がかからないようになっているんですね。

高額療養費制度

みなさん、高額療養費制度という制度をご存知でしょうか。 

簡単に説明文すると

1ヶ月の医療費が一定額を超えると払った医療費が戻って来る

こんな制度です。

1ヶ月に支払う医療費の上限は年収によって異なりますが、ざっくり10万円前後と覚えておけばいいと思います。

病気をして入院しても自己負担が10万円を超えると、超過分は返ってくるんです。

これは公的保険に加入している方全員(会社員、公務員、自営業者、個人事業主等問わず)に適用される制度です。

付加給付制度

会社や自治体によっては独自の上乗せがある場合があります。私の会社では付加給付制度という制度があり、月の医療費の自己負担の上限は2万5千円です。2万円5千円を超過した分は会社が払ってくれます。

個人負担・・・1円〜25,000円

会社負担・・・25, 001円〜100,000円

国家負担・・・100,001円〜

こんなイメージですね。 

これを保険で備える必要はないですよね。

食費と差額ベッド代は個人負担

ただし、食費と差額ベッド代は別途個人負担です。 

保険の営業マンなんかはこの辺をつついて営業をかけてきます。

「高額療養費制度があっても食費と差額ベッド代は個人負担なんですよ。それが2週間3週間と続くと大変な出費です。1日5000円の入院保障だけでも加入して備えておくと安心ですよ。」

こんな感じですかね。

そんな営業マンには

「入院してないときはご飯食べないんですか?」

こう質問してあげましょう。

さらに差額ベッド代とは要は贅沢費で、個室にしなければ発生しない費用です。お金に余裕があって個室がいい方は差額ベッド代を支払って個室に入院すればいいし、そうでない方は大部屋に入院すればいいだけの話です。

医療費への備え

というわけで、医療保険がいかに不要なものかご理解いただけたんじゃないかなと思います。

とはいえ、入院すれば少なからずお金はかかります。どう備えればいいか。

貯金で備えましょう

保険というのは、起こる確率は低いけど起こってしまったら人生が破綻してしまうようなリスクに備えるものです。

入院しても人生を破綻させてしまう程の損失になることはほとんどありません。ただし、貯金がない方は生活が苦しくなってしまいます。しっかりと生活を防衛するための貯金は確保する必要があります。

人生の様々な出来事には大・中・小、様々なリスクがあって、そのリスクの大きさによって備え方を変える必要があります。何でもかんでも保険で備えると、安心だけど高額になってしまって保険貧乏になってしまいます。それぞれのリスクに応じて適正な備えをしていきたいですね。